1位:【未来を創る大学】マイクロプラスチック問題の解決をめざす
【未来を創る大学】シリーズでは、さまざまな社会問題について、その解決をめざした教育・研究などを行う大学をピックアップしています。そのうち、「マイクロプラスチック問題の解決をめざす」という記事が人気No.1でした。
マイクロプラスチックとは、5mm以下の微小なプラスチックのことで、海洋生物の誤飲など、環境問題の原因となっています。
この記事では、京都大学、東京理科大学、千葉工業大学のマイクロプラスチック問題に関する取り組みを紹介しています。この3大学は、大学の社会貢献度合いを示すTHE大学インパクトランキング2019のランクイン大学です。
【未来を創る大学】マイクロプラスチック問題の解決をめざす
近年、プラスチックごみがマイクロプラスチックとなって海洋を汚染し、生態系に及ぼす影響が懸念されています。本記事では、このマイクロプラスチック問題について研究を行う大学を紹介します。
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今回はさらに、上の記事で紹介した研究において、東京理科大学と共同で調査を行った愛媛大学の研究を紹介します。
愛媛大学工学部工学科社会基盤工学コースおよび社会デザインコースの海岸工学研究室では、日向博文教授のもと、マイクロプラスチックが海洋環境に与える悪影響を研究しています。具体的には、「世界中の海岸に、どれだけの量のプラスチックが”どれだけの時間”存在しているのか」に注目し、プラスチック漂着物の海岸滞留時間モデルの開発を行っています。
識別番号を付けて海岸沿いに放ったプラスチックフロートをGPSで計測する実験からは、海岸に漂うフロートの数が指数関数的に減少することを明らかにしました。この実験により、海岸に存在するプラスチック浮遊量は、新しく漂着するプラスチック量から算出できるとわかりました。
また、海岸の様子を撮影した画像を解析し、海岸面積のうちプラスチックごみが覆っている面積を計測する手法は、新しく漂着するプラスチックごみの予測や、海岸清掃の最適なタイミングを割り出すことに役立つと考えられています。
2位:データサイエンスを学べる大学3選【2019年度版】
さまざまなデータを分析し、ビジネスなどで役立てる「データサイエンティスト」という職業が注目を集めています。
「データサイエンスを学べる大学3選【2019年度版】」では、データサイエンス教育について、2019年度に大きな改革を行った、北海道大学、兵庫県立大学、東京都市大学の3校を取り上げています。
データサイエンスを学べる大学3選【2019年度版】
ICTの進歩に伴い、データを活用する「データサイエンティスト」の需要が高まっています。この記事では、データサイエンス学修に力を入れている3大学を紹介します。
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前回取り上げた3校とは別に、注目の大学があります。
滋賀大学は、2017年4月にデータサイエンス学部を設置。データサイエンティスト育成を目的として、文理融合型のカリキュラムで、情報、統計関連科目だけではなく、文系の科目も開講されています。情報工学関連の「データエンジニアリング系科目」、統計学に関する「データアナリシス系科目」で基礎的な知識や技術を修得し、「価値創造科目」で多様な領域での応用事例を学びます。また、実際のデータを分析する経験を積む「データ駆動型PBL演習」や、ビジネスの第一線で活躍する人々に話を聞く授業も行われ、外部に開かれた実践の場でのコミュニケーションやチームワーク形成力を鍛錬するカリキュラムだといえます。
さらに、高校で数学Ⅱ・Bまでしか学習していない学生でも統計学を修得できるよう、数学Ⅲの範囲を授業でカバーしていることも特徴です。
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