3Rとは?

 3Rとは、「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」の頭文字をとった言葉です。「リデュース」は、製品を作るときに使う資源の量を少なくすること、廃棄物を少なくすること。「リユース」は、使用済製品やその部品等を繰り返し使用すること。そして、「リサイクル」は廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用することをそれぞれ意味しています。
 近年では、環境保護に向け、この3Rの考え方に沿った行動が重要視されています。今回の記事では、特に3Rを意識した取り組みを実施している、三重大学、山形大学、信州大学について、大学の特色や取り組みの詳細を紹介します。

三重大学の取り組み

 三重大学は、THE 日本大学ランキング2023の総合ランキング92位にランクインしています。
 三重大学では、「ごみを減らそう」「繰り返し使おう」「資源として生かそう」の3つを目標とし、オリジナルエコバッグの配布・不要物品の再利用・古紙再生利用などの取り組みを実施するなど、学内で積極的に3R活動に取り組んでいます。
 このような取り組みが評価され、2008年度には環境省主催の「平成20年度容器包装3R推進環境大臣賞」優秀賞を受賞しています。
 また、「MIEキャンパス宣言」に基づいて2005年度より環境ISO学生委員会が発足し、大学の環境マネジメントシステムの構築・環境マインドの向上を目標に活動を行っています。具体的な活動として、生協および学内コンビニエンスストアでのレジ袋削減活動(リデュース)、古本市・放置自転車対策活動(リユース)、リサイクルトレー回収・エコステーション(リサイクル)などが挙げられます。
 2023年現在も、海岸清掃や古本市の開催など積極的に3R活動を実施しており、長期間にわたり継続的に活動を実施している点が三重大学の特徴と言えます。

山形大学の取り組み

 山形大学は、THE 日本大学ランキング2023の総合ランキング61位タイにランクインしています。
 山形大学では、SDGsに関連する活動を行う個人・団体の表彰や、今後の活躍が期待できる活動の支援を目的とした「山形大学SDGs表彰(YU-SDGs Award)」を創設し、環境問題に取り組んでいます。
2021年度にはやまがたハイブリッド環境展にて3Rワークショップを開催しました。山形大学の学生が地元の小・中学生に向けて、プラスチックの性質やリサイクルの方法について実験の実演と説明を行い、物の大切さやごみ減量化の必要性等についての理解を促すとともに、3 R推進の意識醸成を図りました。
 また、山形大学生協の学食BENTO・テイクアウトでは、リユース&リサイクルができる容器「リリパック」を使用しています。各キャンパスにリリパック回収BOXを設置し、容器回収と再利用を実施することで、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
 大学全体で3R活動促進に取り組んでいる点が、山形大学の特徴と言えます。

信州大学の取り組み

 信州大学はTHE 日本大学ランキング2023の総合ランキング53位にランクインしています。
 信州大学では、環境への取り組みを積極的に行っており、公式HP内の「環境マインド推進センター」ページにて随時活動内容を報告しています。また、同ページ内の「信大環境レポート」では、3R推進月間のお知らせなど啓蒙活動を実施しています。
 2017年には、環境学生委員会による「リサイクルチャリティーバザー」を開催。地域住民との交流や環境問題について考える貴重な機会として重要な役割を果たしました。
 また、3Rの推進に役立つ新技術の研究・開発も実施しており、2023年度には信州大学学術研究院(繊維学系)の鈴木大介准教授らの研究グループが、高分子微粒子を活用したマテリアルリサイクル手法を開発しました。使用済みの高分子材料を溶媒に浸すだけで、高分子を元の微粒子まで分解することができる技術で、スマートフォンや衣類など、幅広い用途で使用されている高分子材料への適用が期待されています。
 大学内での取り組みや地域コミュニティとの関わりに加え、3Rにつながる研究でも成果を挙げている点も信州大学の特徴と言えます。